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広報くらしき 2019年7月号

《特集1》倉敷市まちづくり基金

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岡山県倉敷市

市まちづくり基金は、市の貴重な町並みを守るための町家・古民家の再生整備や、市民の皆さんが一定のエリアで協同して行うまちづくり活動を支援するために創設した、市独自の制度です。ハード整備の支援だけでなく、エリア活性化活動などのソフト事業支援の制度も備えています。平成26年度から運用を開始し、これまで49件を採択、町家・古民家が新たな機能と価値を持つ魅力集客拠点に再生活用されています。
29年以降は、まちづくり基金を利用し、市外から倉敷市へ移住して起業する人が増えています。

■町並み保存・創出の支援
町家・古民家に新しい機能や役割を持たせて新たな魅力を持つ拠点に再生整備することなどによって、整備物件が周辺エリアの「町並みの保全・創出」「エリア再生」「まちおこし」のきっかけになることが期待できる事業を支援します。

■まちづくり事業の支援
一定のエリアの再生などを目的として、住民や商業者がまとまって、公益に資するまちづくり活動に長期的視点で取り組む場合に支援します。

◆滔々(とうとう)倉敷ギャラリー&ステイ
築約100年の古民家を、倉敷の歴史と文化を伝える高質感を内外装に残しつつ、現代的な快適さも備えた宿泊施設にリノベーション。ゆったりとした安らぎの時間を過ごせる、一棟貸し素泊まりの宿。
調度品なども、倉敷の民藝品や地元工芸作家の作品を取りそろえ、高梁川流域圏域のものづくり力も発信する。
昨年6月のオープン直後から倉敷らしさを体感できる宿として人気を博し、国内外から宿泊客が訪れる。

◆picturesque(ピクチャレスク)
市立美術館の南側にある赤いポストが目印の古民家を、オリジナルウエアやフレンチビンテージウエアを販売する工房付き店舗にリノベーションした。
西欧の貴重な古生地や資材を駆使して、デザイン・パターン・裁断・縫製を、一貫して同ショップで行う。
上質な商品に合うまちを求め、まちづくり基金を利用して問屋町(岡山市)から移転。アンティークテイストあふれる店内では、倉敷へ移住した、才能豊かな夫妻の笑顔が迎える。

◆小さな商店
市営駅前駐車場の対面の小道を進むと、「開いとるで」の大看板と古民家が現れる。
空き家を、店主が栽培した野菜、オーガニック・無添加の食品を提供する商店に、店主自らの手でリノベーションした。
流ちょうな日本語を話す、英国出身の店主は、自然を愛し、電気・ガスを使用しない。日没で閉店となる(おおむね9時~16時営業)。包装・容器も土に還らないものは使用せず、量り売りでの販売を中心としている。現在、かまどを製作中。

◆市立美術館周辺の看板建築の整備
市立美術館の南側の、大正から昭和初期の風情あふれる看板建築(店舗併用の都市型住宅)が立ち並ぶエリア。往時の特産品「倉敷薄荷(はっか)」の商品を取り扱う「倉敷薄荷本店」、手作りパンの「Retro」、ガラス・店内装飾の「倉敷店装」など、外装同様に魅力的な店舗が軒を連ねる。
歴史と文化を伝え、市立美術館とも調和する町並みと活力の創出に、エリア一体で取り組み、4件の看板建築以外にも、4件の古民家をリノベーション。エリア全体の活性化につながった。

◆新古民家再生空間Barbizon(バルビゾン)
美観地区の境界外に立地する、長年空き家だった建物をゲストハウスにリノベーション。家族や2世代、3世代での旅もリラックスして楽しめるよう、アロマテラピーのオプションやキッズルームなども備えている。
倉敷の文化体験もできる一棟貸しのゲストハウスとして平成27年9月に開業して以来、国内外から宿泊客が絶えない。
記念すべき、まちづくり基金の第1回採択事業であり、基金活用による町並みと活力創出の範を示す好例でもある。

◆RIVETS(リベッツ)
地方創生の成功事例と評された、児島ジーンズストリート。その中心点に立地していた空き店舗を、観光案内の機能を持つジーンズショップにリノベーションした。
建材や調度品にデニムを使用し、エリアを象徴する空間演出を行っている。
本施設もまちづくり基金第1回採択事業であり、町家・古民家だけでなく、そのエリアに合う町並みや、必要な機能の創出を支援するという、まちづくり基金の趣旨を体現している好例でもある。

問合せ:本庁まちづくり推進課
【電話】426-3025

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